第2章 はじめまして
ここが、妖館、、。
どんな人がいるんだろう…
先祖返りだから、怖い人とかばっかりだったりして、、。
ちゃんと挨拶できるかな…
仲良くしてもらえるかな…
「姫愛、大丈夫?」
「蒼空くん〜」
「緊張しなくても、みんな仲良くしてくれるよ」
蒼空くんは私の手を取り歩く。
あ、蒼空くんは私のSSです
中に入ると、それはそれは広い。
ラウンジに誰もいないことを願ったのだけれど…
それは叶わなかった。
「メ、メニアーック」
ラウンジに入った瞬間、
女の人が私に抱きついてきた。
「きゃっ…」
「和服女子…ステキ//」
「野ばら〜、困ってんじゃん。離れなよ〜」
だるそうに歩いてきた男の人の一言で、
私から離れる。
「いきなりごめんなさいね?私は、雪小路野ばらよ。雪女の先祖返りなの」
「あー、俺は反ノ塚連勝。一反木綿の先祖返りだ」
「野ばらさんと、反ノ塚さん…よ、よろしくお願いしますっ!わ、私は、、城ヶ崎姫愛です。ざ、座敷わらしの先祖返りです」
い、言えた!なんとか、自己紹介できたっ…!!