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【HQ】ウィーゲンリート

第3章 傷


声をかけた。

きっと、自分のせいだとか思ってるだろうから。

「…ッでも、あたし」

「お前のせいじゃねーよ。」

あのクソ運転手のせいだろ。

俺は白星の隣に座った。

「そりゃ、俺だって悲しいよ。音駒の(元)エース失ったんだから…」

聞こえるか聞こえないかの声量で言った。

すると白星が口を開く。

「あたし…家族、いないんです。1人なんです。それで…血は繋がって無いけど、健人が、唯一の家族だったんです…」
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