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【HQ】ウィーゲンリート
第3章 傷
救急車が来たときにはもう黒瀬さんは手遅れで、白星が意識不明の重体だった。
目の前で起こっている慌ただしい出来事について行けず、ただ突っ立っていた。
どんどん新しい出来事が追加されていき、淡々と進む。
俺は、罪悪感に駆られた。
俺が白星を助けられていれば
黒瀬さんは死ななくてよかった
白星が黒瀬さんを好きなのも
黒瀬さんが白星を好きなのも
知ってたんだ。
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