第3章 傷

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俺たちが通う、音駒高校の前で事故が起きた。

その日は部活に俺たちの１つ上のOBが3人来てくれた。

部活終わりにみんなで帰った。

そこを、俺たちめがけてトラックが突っ込んで来たんだ。

「！？あ、危ない！」

叫んだ先輩の声に振り返り、動けない様子の白星が目に入った。

助けなきゃ、と思ったけど体が動かなかった。

でも、その瞬間黒瀬さんが白星を突き飛ばした。

黒瀬さんはそのままトラックの餌食になった。








黒尾が急いで救急車を呼び、病院に急いだ。

それが30分前のできごと。