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【HQ】ウィーゲンリート
第3章 傷
ツン と消毒液の匂いが鼻を突く。
規則正しい無機質な ピピピと頭に響く。
あたしはどこかのベッドで真っ白な天井を見上げている。
ここは…病院?
なんであたしがこの場所にいるのか…全く見当がつかなかった。
身体を上げると、頭や腕に激痛が走る。
「痛ッ…」
思わず声を出した。
あたしの声じゃないみたいだった。
すごく…声が出しにくい。
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