第1章 チョコ好きカップル
『えっ!?くれるの?』
あたしは布団で身体を隠しながら瀬見からポッキーを受けとる。発売されていたのは知っていたけどまだ買っていなかったからとっても嬉しかった。
「あぁ~英太君俺の彼女に優しくしちゃダメッ!!」
「別に優しくしてねえよ。邪魔して悪かったっていう餞別だっての」
と言ってあたしの頭を瀬見が撫でた。
「まぁでも、もし天童に何かされたら言えよ。」
と言い残して覚の部屋を出て行った。
残されたあたしは、隠していた身体を露にした。まだ至る所にチョコが残っていた
「…。」
『…。////』
あまりに一連の流れがカッコよくて去って行った瀬見に見惚れていると、覚があたしの身体を舐めた。またチョコがついているところを
「紅葉…、ごめん。俺…また…」
『・・・。』
身体を舐めてから後ろからあたしを抱きしめた。・・・覚ってホントに弱いよね
『…いいよ、チョコプレイ…その…嫌いじゃない…』
「ホント?!じゃあまたヤろ!今度はチョコシロップ買ってきてナカに挿れてみる?それか俺のにかけて舐めてくれない?」
『やっぱりそういう魂胆か!!!』
こいつはホントにこういうとこがあるから嫌いだ・・・
『…はぁ、メルティ〇ッスとって』
あたしは自分のカバンを指して覚に言う。
覚はは~いと言いながらバッグの中から箱ごと取り出す。あたしはその中に入っているチョコを取り出して食べる。
「紅葉ちゃ~ん、俺も~」
と、覚があ~んとしてあたし食べさせてという目で見る。
あたしは、無視してそっぽを向く
「あぁ~ん、紅葉ちゃん頂戴って…」
あたしの肩を掴んで顔を見ようとした瞬間を狙ってあたしは覚の口を塞ぐ。そしてそのまま口に入ったチョコを口移しで渡す。
『…あたし、このくらいが好き♡』
そう言ってペロッと笑って見せた。
その後、あたしが普通プレイで食われたのは言うまでもなかった・・・。
≪END≫