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恋のはなし。

第9章 番外編 出会い






「新入生の方はこちらへお進みください」







学校につくと、もう結構人が集まっていた。


おぉ、みんな同級生なのかな?
やっぱ、中学に比べると多いな~







「修二!」

見ると、中学の友達が集まっていた。



『おぉ!みんなもう来てたんだ』

「おう、クラス分けの掲示板出てるぜ
 見て来いよ」

『まじ?行ってくる!』
















掲示板の前には人だかり・・・



さすがに、この中に突入は嫌だな・・・
ちょっと、人が減るのを待つか。



見回すと、近くの木陰にベンチが見えた。

あ、あそこで待と。






木を中心に円形になっているベンチ。






ベンチに近づくと、反対側に誰か座っていた。

同じ、新入生かな?

こげ茶の髪が風になびいていた。




普通だったら、声をかけるなんて
ナンパみたいなことはしない。

だけど、異様に気になる彼女・・・






なぜなら・・・・






その子の頭には、








桜の花びらが


こんもりっ・・・








どんだけ、積もらせてるのっ!?



本当に頭に雪が積もっているみたい・・・


・・・なにをしたら
あんなに付くんだろう・・・(笑)












ベンチに沿って近づいていく。





だんだんと、女の子の全体が見えてくる。














あぁ・・・なるほど。





なんで、ここまで積もっても
払わなかったのか、

その理由が何となく分かった。












目の前には、すやすや眠る女の子。


ベンチの中心の木は、桜の木だ。


たぶん、ずっとここで寝ていたのだろう。





ずっとって言っても
どんだけ寝てればこんなに積もるんだろう(笑)















にしても、寝すぎ・・・(笑)



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