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大野くんの秘密ごと…

第9章 大野くんの頭の中





寝ようかなと思っていると、


私の携帯が鳴った。



『櫻井さん』



春奈「櫻井さん?」



「うん、どうしよう。」


春奈「なんでよー、出ないと!」



「うん。もしもし。」


櫻井「ちゃん…あの。


記事のこと、ごめんなさい。」



「ううん、大丈夫。

翔くんは?大丈夫?」



櫻井「俺は大丈夫。今から少し

出れないかな。」



「今からはちょっと…」




さすがに今日はマズイ。



櫻井「そう、だよね。


報告だけさせてもらいたいんだけど、

あの写真誰が撮ったと思う?」



「え?誰って、記者じゃない?」




櫻井「実は、違かったんだ。


大野くんだった。」




え…?



大野さんが…?



「どうして…。」



櫻井「あいつ今、連絡取れなくて

仕事にも来てない。」



「どこにいるのかわからないの?」



なんか嫌な予感がする。



あの冷たい目を思い出した。



櫻井「家にもいないっぽい。


もし大野くん来たら、俺に連絡して?




それと、

明日は家から出ないで

インターフォンも切っておいて。

約束だよ?」





「うん。わかった。


声聞けて良かった。


おやすみなさい。」




大野さんはどこに行ったんだろう。



春奈「ラブラブー!羨ましいっ!」




「もう!ほら、寝るよ!」


春奈「はいはい。おやすみなさーい。」



春奈ちゃんは寝室に布団を敷いて

そこに寝てもらう。



明日が早く終わればいいのにって

まだ迎えてもいないのに思っていた。







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