第34章 last 4d night【フェンリル】※R-18
フェンリルの律動が一段と高まり、乱れた呼吸が響き渡った瞬間
二人の身体は青白い光を帯びて
フェンリルの欲望が蜜壺に放たれていった。
脈打つフェンリル自身を感じながら
覆いかぶさるフェンリルの身体を抱きしめる。
密着した胸元からは
高まりきった鼓動がお互いの興奮を伝え合う。
「はぁっ…はぁっ……」
呼吸を乱したまま呆然とするレイアの頬に、フェンリルが手を添える。
「…ほんっと……お前、最高の女だな…」
笑みをこぼしながら、フェンリルはレイアの髪をそっとかき上げ唇を重ねた。
「……ん…っ」
触れるだけのキスを落とすと、フェンリルは起き上がってレイアの身体を抱き上げた。
「…きゃっ!フェンリル?!」
「なぁ……まだ、余力ある?」
「……えぇっ?!あの…さすがにもう……」
レイアが顔を染めて視線をそらしながら呟くと、フェンリルが笑う。
「…ちげーって!…風呂!……連れてってやるから…それまで寝るの、ちょっと我慢、な?」
「……っ」
完全に意味を履き違えたレイアは、首まで赤くした。
(やだ……私ってば…!)
レイアは恥ずかしさのあまりフェンリルの首元に顔を埋めたままバスルームへ向かうのだった。