第34章 last 4d night【フェンリル】※R-18

「お前の声……ほんと可愛いな」

「……フェンリル…っ」

照れてしまうような言葉を惜しげもなく紡ぐフェンリルに
レイアの熱が否応なしに高まる。


フェンリルが耳元に唇を寄せ、掠れた声で呟く。

「…もっと聞きてぇ」

「フェンリ……っっ！あぁっっ！！」

答え終わらないうちにフェンリルの舌が耳を一気に犯していく。

落とされた甘い刺激が全身に広がりしびれていく。

絡んだ舌に吐息が混ざり、レイアの身体が何度も震えた。

「だ……めぇ……ぁ……っ！」

「……レイア…」

フェンリルはそのまま再び唇を重ねる。

ゆっくりと、お互いの舌を何度も絡ませ、楽しむように口づけを味わう。


（……やだ……キスだけで……こんな……）


感じやすい場所にはまだ触れられていないのに
レイアは、一度果てたかのように身体が熱を帯びて高まるのを感じていた。


「……んんっ………ぁ………」


名残惜しそうに唇が離れ、熱っぽい眼差しのフェンリルが見つめたままレイアの手を取る。

「この手……離したくねぇ……」

そう呟いてキスを落とす。
見つめながら指先まで愛撫するフェンリルから、目が離せない。

「フェンリル……」

「……寝かせられなかったら…ごめんな……」

苦笑混じりにフェンリルの指がレイアの頬を撫でた。


頬を撫でられただけで下腹部の奥がしびれていく。

フェンリルの瞳は燃えながらずっとレイアから逸らさない。

高鳴る鼓動の源…その豊かな胸の奥がかすかに震え
それを伺うかのようにフェンリルがそっと指を這わせる。


「ふぁぁんっっ……や………っ」


甘い刺激が降りて、レイアの唇から否応なしに甘い声がこぼれる。


骨張った指からは想像もできないほどの繊細な愛撫に
さらに舌が絡まり、レイアは容易に絶頂を迎える。


「ああぁっ……はぁっ…はぁっ……」


力の抜けたレイアの身体をフェンリルの指がすっと撫で下ろし、滑らかな太股をなで上げる。

内股をそっと優しく触りながら、繊細な指が蜜壺の中央に触れる。


わずかに動かされただけで響く水音が、いやらしく部屋に響く。


「……ぁ…」