• テキストサイズ

【イケメン革命】月小屋へようこそ【R-18】

第2章 イントロダクション【ブラン・ラパン】※R-18




「…よかった、やっぱり君はまぎれもなく『アリス』だ」


ブランはぐったりと横たわるレイアの髪をかきあげた。



「……」

レイアはうつろな眼差しでブランを見上げる。



「最後、発生したあの青い光が魔法…今一時的に僕は魔法を弾く力を得ている」


思考が回らない。
ブランの言葉が頭の中にこだましていく。



「明日から黒の軍の幹部が一人ずつここを訪れる。

君は…
今のように幹部たちへ魔法の力を分け与えてほしい。

そして5人の幹部の中でレイアが気に入った相手を…
6日目の夜にもう一度指名するんだ。

それが終わったら、赤の軍と交替になるよ」



やっぱりそういうことなんだ…。



ぐったりした身体と朦朧とした意識の中で
レイアは絶望と諦めを巡らせながら、目を伏せた。


「君の初めてを奪ってしまって…本当にすまない」

ブランの言葉は
先ほどまでの行為とは裏腹に
とても優しく慈愛に満ちていた。



「明日の朝、赤の兵舎に送り届けるよ。

…黒の軍が月小屋の主人をしている間は、赤の軍は決して手出しはしない。安心して過ごして」

ブランはレイアの髪を撫でながらそう言うと
うなだれた彼女の横顔にキスを落とした。





レイアはそのまま

意識を手放し眠りに落ちていった。






/ 289ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp