第14章 6th Night 【レイ・ブラックウェル】※R-18

レイアがこくんと頷くのを確認すると

レイは両腿を抱え込んで、そのまま己をゆっくり沈みこませた。



先ほどより質量を増したレイ自身が
レイアの中へ広がっていく。


「……はぁん…っ…あ……あぁっ…」


（レイが…入ってるだけで……すごい…）


気が遠くなりそうな快楽に、レイアは思わずレイの首に両腕を絡める。


「…気持ち…い……ぃ…っ」


レイはそのままレイアの腰を抱え込むと
抱きかかえるように身体を起こした。


座って向き合うように重なると
お互いの肌が触れあい、身体の熱が共有される。


（レイ…熱い……レイも…）

レイの興奮と快楽が、レイアの身体にしみこむ。


「……お前の身体…気持ち…いい…」

レイは頬を伝う汗も気にせず、レイアの顔を覗きこんで呟く。


レイの素直な言葉が、レイアの快楽を再び深めていく。


「レイ……」


「……動かして、いい？」


「……うん…」


レイはそのまま下から、レイアを突き上げるように動いた。


「あぁっ…！」


激しくもたらされる下からの衝動に、レイアは涙をにじませた。


「あっ…あっ……レ、イ…っ…ぁ……あぁっ！」


レイアの中心からはとめどなく蜜があふれ出し、水音はいっそう大きな音を立てて部屋に響いていく。


「あぁっ…ぁ…っ…あっ…レイ…だめ……ぁ」


「レイア……」


レイは片手をレイアの頬に添えて、唇を重ねた。

熱くなった舌が、とぷんと入り込む。


上と下からレイが入り込み、もうレイでいっぱいになる。


（もう…だめ……イキそう……）


「んんっ……んふっ……っ」

塞がれた唇の隙間から吐息混じりの声が漏れる。


「ん……っ……んんっ！！」


突き上げる律動が速まり、絶頂が下からせりあがってくる。


「んっ……はぁっ…あっ……ぁ……あぁっ！」


唇が解放され、甘い声があふれ出す。



二人の身体は青白く光りを帯び
レイの瞳が再び赤く光る。


「……ああぁっっ！！」


レイに絡んだ両腕にきゅっと力が入り、レイアの身体がびくん、と震えたと同時に


レイの白い欲が、蜜壺の中を埋め尽くすように放たれていった。