第14章 6th Night 【レイ・ブラックウェル】※R-18
「ああぁっ…あっ…あっ……レイ、レイっ!」
指は規則正しく律動を与えていく。
本数を増やされ、最奥の最も感じるところを確実に突いてくる。
「はぁっ…ぁ…あぁんっ!」
「……ここ?」
「…うん……そ、こぉ…気持ち、いいっ…ぁ…っ!」
蜜はどんどん溢れ、レイの指を伝っていく。
「…ぁ…レ、イ……あ…イク…イキそ…ぉ……」
「…いいよ……イッて…」
更に指の速度が増していく。
「……あっ…あっ…あ……イク…イクぅ……ああぁっ!!」
レイアの身体が反りかえり、溢れた蜜がシーツへ染みを落としていった。
絶頂を迎え、途切れそうになる意識をなんとかつないだまま、レイアは薄目を開けた。
レイが自らのボトムを下ろす音がしたかと思うと、また深紅の瞳がレイアを覗きこむ。
「レイア…可愛い」
レイの指が優しくレイアの髪を梳く。
レイアが身体を起こすと、視界にレイ自身が入ってきた。
レイ自身はかなり興奮しているのか雫を滲ませながらそそり立っている。
「……ねぇ、レイ……」
「……ん?」
「……触っても、いい…?」
レイアは答えを待たぬうちに無意識に手を伸ばす。
「……熱い…」
触れた指先から、レイの熱が伝わる。
「……ん…」
レイの伏せられたまつ毛が僅かに揺れる。
レイアはそのままレイ自身を包み込み上下に動かしていく。
滲んでいた雫が、少しずつこぼれ出す。
レイアの手の中で固さを増していく度に、レイの身体も僅かに揺れる。
(…どうしてだろう……)
レイの深紅の瞳を見た時から
自分の中の「欲」があふれ出し、恥じらいがなくなっていく感覚があった。
今も、手の中のレイ自身を口の中に含みたくてたまらない衝動に駆られている。
「……レイ、いい?」
言わんとしたことが分かったのか、レイは上気した顔で黙ってうなづいた。
レイアはそのままかがみこんでレイ自身を喉の奥深くまで咥えこんだ。
「……っ…」
突然深く咥えこまれたせいか、レイから吐息が漏れた。
先走りの雫があふれ出し、レイアの口内を更に熱くさせる。
レイは愛おしそうにレイアの髪を撫でていった。