第1章 出会い
「リヴァイ! 聞いてくれよ!」
「うるさい黙れ」
廊下を歩いていると、突然そいつは現れた。
眼鏡の奥の瞳を綺羅つかせながら、曲がり角から飛び出してきた。
突進しそうなその勢いを言葉だけで制すと、突撃に止めていた足を再度動かす。
話なんて聞く気もないのに、そいつは歩調を合わせながらリヴァイの横についた。
「実はねリヴァイ。僕の研究仲間が増えたんだ! 同じ志を持った、つまりは同志だよ!」
「……チッ。面倒なのが増えたのか。」
「とってもいい子さ! 僕と同じで巨人と意思を通わせたいと心から願っている。素晴らしいと思うだろう!?」
心底どうでもいいと、リヴァイは返事の代わりにため息を溢した。
返事もろくに返さないというのに、隣ではクソ眼鏡……ハンジは止まることなく話続けた。
新しく部下になるという、アイリーン・アボットについて。