第5章 事件
「そういえばさ、ソラはなんで忍者になりたいんだ?」
突然サスケの質問に、ソラは笑顔で答える。
『えっとね、大切な人達を守りたいの。だから守れるだけの力をつけて、一族のみんなを、里を守る立派な忍になりたいの!』
もう、大切なものを、失いたくないから。
しかし、笑って答えられるようになっただけ、成長である。
「ふーん。俺も立派な忍になりたい! そして、兄さんだって超える!何があってもソラは俺が守ってやるよ!」
『本当? じゃあサスケのことは 私が守ってあげる!』
2人は "約束だよ" と ゆびきりをした。
この、幼い2人の約束は、この後何年も守られ続ける。