第5章 事件
次の日、ソラは1人で街に出かけた。
昨日もらった宝物は、勿論左耳につけて。
『んー、どうしようかな。男の子はあんまり可愛いのは要らないよね…』
ソラは貯金箱から出してきたお金を握り、昨日貰った物のお返しを探した。
誕生日プレゼントなんだから、そんなものは必要ないのだが
『何か返したい』という思いが強かったため、買う事にしたのだ。
(そういや、2人に何もプレゼントしたことないや)
先ほどから探しているが、コレというものが見当たらない。
『プレゼントって、探すの難しいな…』
サスケとイタチも こんな風に悩んだんだろうか。
そう思うと心が少し温かくなった。