第4章 特別
『…え?』
「はいこれ!ソラにあげる!誕生日プレゼント!買ったのは兄さんだけど、俺が選んだんだ!」
「もしかして、誕生日忘れてた?」
『うん…。ビックリした。』
サスケとイタチは、サプライズ成功だね!と喜んでいる。
ソラ自身、サクヤとハルが亡くなってから色々あったため、誕生日のことなんてすっかり忘れていた。
それを覚えていてくれたという事と、2人がプレゼントを選んでくれたという事が嬉しくて、ソラは目の奥が熱くなるのを感じた
『うぅ…ありがとうっ。開けてもいい…?』
「ああ、いいぞ。気にいるといいが…」
イタチは心配そうな顔をしてたが、2人からもらう初めてのプレゼントだ。
ソラが気に入らないわけがない。