第24章 波の国・死闘
今日で波の国滞在1週間。
第七班はタズナの護衛に着く。
しかし、ナルトとリクはまだ眠ったままだ。
カカシが、ナルトは今日はもう動けないと判断し、置いていく。
しかし、リクは違う。
いつもならサスケが必ずリクを起こしているのだか、今日は何故か放置なのだ。
「サスケー。今日はリクを起こしてこなくていいの?」
「…あいつは起こすまでが面倒だ。特に昨日は、体力ねぇ癖に動きすぎて疲れてる。当分起きねぇ。」
「やってみろ」と言うので、カカシはリクを起こそうとする。
…が、ピクリとも動かない。
「これじゃ起こすまでに、いつもの倍の時間がかかる。」
「……サスケ、良く毎日起こしてあげてるね。」
「もう慣れた。」
その言葉に、ここ1週間の2人の姿を思い出す。
毎日毎日20分以上かけて起こし、無理矢理散歩に連れて行き、やっとリクは目を覚ます。
あれを、リクが里に来てから4、5年ほどやっているというのだ。
「サスケ…お前はすごいな。」
リクへの愛が。
と、心の中で付け足しておいて、ツナミに向き合う。
「まーそう言う事なんで。ナルトとリクをよろしくお願いします。限界まで体力使っちゃってるから、今日は動けないと思うんです。」
「はい、分かりました。」
「じゃ!超行ってくる!」
カカシ達は任務へと出発した。