第3章 外へ
ご飯の後、ソラは縁側に座っていた。
「ソラ…。」
もう聞きなれた、大好きな声が後ろから聞こえてきた
『兄さん!…どうしたの?』
笑顔で振り返るとイタチは笑みを浮かべていたが、どこか悲しそうな顔をしていた。
イタチはソラの横に座り呟いた。
「俺は、ソラとサスケの事は必ず守るよ。何があってもな。」
『うん…。急だね、どうしたの?嫌な事あった?』
「いや、なんでもないさ。」
『そう?いつでも話聞くよ?私がが兄さんを守ってあげるから!』
「ははっ、ありがとう。」
鼻高々に言うと、イタチは頭を撫でてくれた。
「あー!ソラだけずるい!俺も!」
ちょうど良いタイミングでのサスケの乱入により、話は終わり、縁側は賑やかになった。
この時の違和感を感じたイタチにどうすることも出来なかったことを、後にソラは後悔するのだった。