第20章 サバイバル演習
「リク、起きろ。」
そう言われて重い瞼を開くと、太陽の光がまぶしい。
そして、隣にはサスケがいた。
一瞬驚いたけど、昨日自分で提案したんだったと思い出し、ゆっくりと朝の挨拶をする。
『ん…。おはよ。』
今日も、低血圧が絶好調である。
もう少し寝てやろうかと思ったけれど、きっとサスケはそれを許してくれないだろう。
『今日も、しゅぎょー、するの?』
「いや、今日はいい。散歩は行くぞ。」
『…眠たい。』
「起きろ。」
いつもの通り、サスケにベッドから引きずり降ろされ、渋々と立ち上がる。
『眠い…着替えるのめんどくさい。』
「じゃあもうそれでいい。行くぞ。」
今日もまた、手を引かれ、散歩に出かけた。