• テキストサイズ

大切【NARUTO】

第19章 演習前に





風呂から出た時、突然リクは顔を赤くするから、鈍かったこいつも、やっと何か気付き始めたかと思ったがそういう訳ではなく。

思いっきりベッドに倒されるから、何事かと思えばものすごく平然な顔をしてやがるし。

リクにとって、何がセーフで何がアウトなのか…
全く、読めない。

チラリと横を見ると、既にリクは目を閉じていた。


「…もう寝たのか。」


規則正しい寝息を立てるリク。
…いつの間にか繋がれた手をしっかり握りしめるリクが、可愛くて仕方がない。


「こういうのをな、生殺しって言うんだよ。バカ。」


彼女の頬を撫でてやると、気持ちよさげに『むにゃむにゃ』と言う。
これを我慢しろという方が無理である。


「……許せ。」


聞こえるはずもないが、謝る。
そして、彼女の額に静かにキスをした。

こんな事するなんて、本来はダメだ。
しかし、今回はそうさせた彼女が悪い。

サスケは赤くなった顔を隠すように、リクに背を向けて、眠った。




/ 572ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp