第18章 第七班
カカシから、アカデミーの卒業試験は下忍になる可能性のある者を選抜するだけだと聞かされた。
「明日は演習場でお前らの合否を判断する。忍具一式持ってこい。…それと、朝飯は抜いてこい。吐くぞ!」
カカシは明日についてのプリントを配り、遅刻するなよと言い、その日は解散となった。
『サスケ、帰ろっか。…だめよ。プリントぐちゃぐちゃにしたら。』
「…俺は、こんな所で足止めを食らっている場合じゃない。」
『知ってる。明日のテストに合格すればいいだけよ。』
サスケが早く忍者になりたいのは知っていた。
だから、焦る気持ちも分かる。
リクは、サスケの手を引っ張り、家へ向かった。