第17章 お揃いと事故
今日は快晴。
待ちに待った忍者への第一歩、合格者の説明会。
そして、リクはまだ夢の中。
ドンドンとドアを叩く音。
それからカチャリと鍵の開く音。
「おいリク、はやく起きろ。」
そして、最も信頼している人の声。
私を毎日、起こしてくれる優しい声。
重い目をゆっくり開けると、目の前にはもちろんサスケ。
『ん?サスケ…。おはよう。…あ!もしかして遅刻?』
「いや、問題ない。」
時計を確認すると、確かに余裕がある。
リクは、良かったと胸をなでおろした。
「俺が遅刻なんてするわけないだろ、リクとは違うんだ。」
『…なによ。朝から失礼ね。……寝る。』
「…いや、起きろよ。」
サスケに無理やりベットから引き摺り下ろされ、 リクはやっと、立ち上がった。