第2章 家族
新しい家族ができた。
「ソラ、よろしくな。」
「ソラと僕、どっちが兄さんかな、姉さんかな!」
イタチとサスケが話してくれたので、ソラもしっかりと笑顔で返した。
『よろしくね、イタチ兄さん!サスケは同い年だから…、双子とか?じゃないかな。』
「じゃあソラちゃん!私に敬語は禁止!母さんって言ってね!あと、あの人も父さんって言ってあげて。きっと喜ぶわ。」
『うん!母さん、父さん。』
まだ、サクヤとハルの事の、傷は癒えない。
けれども、新しく家族として迎え入れてくれる幼馴染の家。
少しずつ、心が軽くなるのを感じていた。