第16章 巡る季節
それからは毎朝サスケが起こし、リクが2人分の弁当を準備する。
アカデミーへ行き、授業を受ける。
帰りは二人で修行をする。
一緒にご飯を食べて、寝る。
そんな生活を送った。
しばらく頭痛も起きなかったし、記憶を取り戻す事もなかった。
それでも、楽しく日々を過ごした。
たくさん友達ができた。
といっても、ほとんど男の子で。
シカマル、チョウジ。
それから、キバとかシノとか…とりあえず男子ばっかり。
…ヒナタ以外、女の子の友達ができなかった気が。
特にサスケファンの女の子とは、結局あまり関わる事ができなくて、クラス全員と友達になりたかったリクは、少し残念でもあった。
サスケとリクは、互いに高め合い、めきめきと力をつけた。
その成果か、どの項目も満点で、アカデミーでは二人揃って首席を取り続けた。