第14章 散策
放課後である。
リクはこの後何するかを考えていた。
(んー、木の葉に来たばっかりだし…。里を回ろうかな…。里散策、いいじゃん。)
そう思い立って、ヒナタに声をかけた。
『ヒナタ!今日ね、里を見て回りたいんだけど、この後空いてない?』
「あ…。今日は、父様と修行があるの…。ごめんね。」
『いや!全然良いの!また今度遊びにいこ?じゃあね、修行頑張って!』
「うん、また明日ね。」
手を振ってヒナタが帰っていった。
(…とりあえず、三代目のところに報告してから、家でおとなしくするか。)
付き合ってくれる人が居ないなら仕方がない。
一人でまわったところで、里の事なんて全くわからないんだから。
(こんなことなら、ナルトくんとイタズラしに行くんだった…。)
リクは、肩を落として教室を出た。