• テキストサイズ

大切【NARUTO】

第1章 始まり




立って話を聞いていたサスケはソラの横に座り、一言優しく声をかけた。


「僕がいるよ。独りなんかじゃ、ない。」


その一言で、何かの蓋が開いた。
そしてこの時、両親がいなくなってから、初めて泣いた。


「泣きたいだけ、泣けばいいよ。」


『サスケ…。うっ…、ウワァァァァ…ッ!』


声を上げて、泣いた。
サスケは泣きじゃくるソラの背中をさする。
「大丈夫、独りじゃない。」と、何度も言うように。
ソラが泣き止むまで、ずっと側に居続けた。




その様子を扉の外で、ミコトは静かに見守っていた。


/ 572ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp