• テキストサイズ

カラフルⅣ【気象系BL小説】

第14章 ライム


ほんと…もう…勘弁してよっ…!

なんとかその日のライブは乗り切った。
俺たちが風呂でしてたことは、結局大野さんを通じて、速攻全員にバレた。

あのおじさんに秘密を黙ってるってことはできないんだ…

だから、なんだか知らないがMCが腐っててさ…
翔ちゃんノリノリで俺たちを煽るし。
”くっついてくれたら嬉しい”とかさ…
意味わかんねえよ…

一応、表面上は平気なフリしてたけど、かなり無理して強引に乗り切った。

UBの時は、心を無にして乗り切った。
じゃないともうぶん殴りそうだったし…

結局なんやかやくたくたになって…
そのまま、ドームで晩飯食ってホテルに戻った。

いつもはドアストッパーしたまま暫く過ごすんだけど、誰にも会いたくなくて。
ドアストッパー外して、ベッドに倒れ込んだ。

「あ…シャワーしなきゃ…」

ドームで風呂入って来れば良かったんだろうけど、もうあんな寸止めされたから、ちょっと俺は滾ってて…

「抜きながらシャワーしよ…」

ベッドから起き上がった瞬間、スマホが鳴り出した。
尻ポケットからスマホを出すと、顔が歪んだ。

「うえ…」

相葉さんからの着信で…

出ないでおこうと思って立ち上がったら、どんどんと部屋のドアをノックする音が聞こえた。

/ 1000ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp