第13章 ピスタチオ scene3
泣きながら真っ赤な顔をして、自分のそんなとこに指突っ込んで…
「んっ…あ…うう…」
苦しそうなんだけど、でも誘うような目で俺を見つめてる。
「嫌いにならないで…?和也…」
「…ならねえよ…」
「和也ぃ…」
「なるわけねえだろ!?」
萎えかけてた俺の中心に一気に血液が集まってくる。
恥ずかしいくらい熱り立った俺を見た智は、自分の後ろに指を突っ込んだまま、俺の方に身体を倒した。
「和也…」
かぷっと俺を口の中に入れてしまった。
「さとっ…」
突然来た快感と、目の前にある信じられない光景。
もう訳がわからなかった。
身体に火が付いたように快感が走って、熱くなる。
口の中で先の方ばかり舐められて、身体が震えてくる。
なんつーエロス……
じゅるっと音を立てながら唾液を吸い込んだ智は、涙をこぼしながら俺を見上げた。
「もう…入って…?和也…」
唇から銀の糸が伸びて、俺のと繋がってる。
真っ赤な舌が出てきてそれを絡め取った瞬間、もうブチ切れた。
「智っ…」
起き上がると智を乱暴にマットレスに寝かせた。
足をガバッと開くと、ローションもコンドームも忘れて蕾に自分を押し付けた。