第7章 グレイ scene5
めりめりと相葉さんが中に入ってきたら、もう嬉しくて…
ひたすらその熱い塊を感じる…
「和也…すっごい熱いね…」
「だって…まーくんが欲しかったんだもん…」
「ふふ…かーわいい…」
ちゅっとまぶたにキスをすると、相葉さんはゆっくりと動き出した。
「あっ…ああっ…もっと、奥っ…」
「んー?ちょっと待ってろよ…まだ慣れてないんだから…」
「いいのっ…早く奥、ぐりぐりして…?」
「待ってろって…」
今度は頭に優しくキスをくれて、ゆっくりゆっくりと相葉さんは動く。
大事に…大事に俺の身体…気持ちよくしてくれる。
相葉さんの分身が俺の中に埋まる度、俺の心もしあわせで埋まっていく。
「まーくん…もっと欲しい…」
もっともっと欲しい。
だって俺は欲張りなんだ。
もっともっとしあわせになりたいんだ。
「ん…今…くっ…、ホラ、全部入った…」
ぴったりと俺と相葉さんはひとつになった。
ぎゅううっと抱きしめる腕も、ぴったりとくっつく胸板も…
全部全部、ひとつになった。
「嬉しい…まーくん…」
「ふふ…俺も、嬉しい…」
キスしながら突き上げられて、相葉さんが好きだって気持ちもどんどん突き上がってくる。
「あっ…ああっ…まーくんっすきっ…すきっ…」
「和也…かず…愛してるよ…」
「ああああっ…」
ぎゅうって内臓が全部相葉さんを締め付けた。
「くっ…おま、締めすぎっ…イっちまうだろっ…」
「やっ…ああっ…激しいっ…」
相葉さんが汗を掻いて俺を気持ちよくしてくれる。
「イクっ…まーくんっ…俺っ…」
「いいよ…一緒に、な…?」
ガツンガツン突き上げられて、意識が飛びそうになった瞬間、俺と相葉さんは白濁を吐き出した。
ぶるっと震えながら、相葉さん、生で…俺の中に出しちゃった…
「あー…やべ…我慢できなかった…」
申し訳なさそうな顔にちゅっとキスしたら、にこっと微笑んだ。
だいすき…
翌朝、またキッチンからばちゃんって音が聞こえた。
「ぬうえおおお~こぼしたぁ~」
ふふっと笑いがこみあげる。
俺の…しあわせの音
END