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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第7章 グレイ scene5


それから毎日…潤は俺を抱いた。
学校で、駅のトイレで…
場所なんか構わず、潤は俺を蹂躙した。

”親に言われたくなかったら…”

そう脅すことも忘れずに。


「和也?風呂、入るか?」

翔にいがいつものように誘ってくるのも、断り続けてた。
だって…潤…
身体にしるしを付けるんだもん…

”俺のものだからな…カズ…”

強い瞳が…俺を射すくめる。

「今日は…一人で入る…」

怪訝な顔をする翔にいをまっすぐ見られなかった。

「和也…」

いらついた翔にいは、部屋で服を着たまま俺を抱いた。
めちゃくちゃに抱かれながら、俺は必死に翔にいにしがみついた。

お願い…神様…

「和也っ…俺のこと嫌いになったの?」
「違うっ…翔にいっ…すきっ…」
「じゃなんで…?なんでだよ…!」
「あああっ…もっと、奥っ…」
「和也っ…」



神様、お願い…



「ねえ…カズ…俺とお兄さん、どっちがセックス上手い?」

自分の滾りを俺の口につっこみながら、潤はうっとりとした顔をして聞いてくる。

「…関係ないか…カズは淫乱だもんな…」

ぐいっと前髪を掴まれると、立たされてトイレの壁に手を付かされた。
間髪入れずに潤が身体にねじ込まれる。

「ぐっ…う…」
「大きな声、出すんじゃねえぞ」



耳の奥にズンズン響いてくる
その振動

身体の奥がズンズン湿る
その脈動



神様…お願い…



どうか、こんな俺を…





「ニノ?」

身体を揺さぶられて目が覚めた。
そこには、濃い顔。

「魘されてたぞ。大丈夫か?」

テレビ局の楽屋のソファの上だった。

「あ…なんだ…夢か…」

身体を起こそうとしたら、ドンと突き飛ばされた。
座面に再び寝転がった俺の身体に潤がまたがってくる。

「…ヤラせろよ」

ああ…

「早くしねえと、お前の彼氏、来るぞ?」



神様お願い…




こんな淫乱な俺を許して





「潤くん…もっと乱暴にして…」





ここが、世界の始まりだった





END
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