第4章 エバーグリーン
いつもの相葉さんからは想像もつかないほど、俺は丁寧に丁寧に扱われた。
「ん…あっ…」
「気持ちいい?」
「うん…」
思わず素直に気持ちいいこと伝えちゃって。
恥ずかしくて死にそう。
だけど、そう言うと相葉さん喜ぶんだもん…
だから、どんどん俺も大胆になってきちゃって…
男同士のセックスがどういうものか、知ってはいるけど。
でも具体的にどんなことをするのかなんて、わかってなかった。
「ニノ…ここ凄い濡れてきた…」
相葉さんの手が、ずっと優しく俺の中心を触ってて。
もう手がぬるぬるするくらい先走りが出てた。
「だって…気持ちいいんだもん…」
「ふ…嬉しいよ…」
微笑むと、身体をずらした。
なにすんだろうって思ってたら…
「ああっ…!?」
咥えたっ…
「んっ…あっ…いきなりそんな吸っちゃだめっ…」
「なんで…?気持ちいいだろ?そんな鳥肌立てちゃって…」
「やっ…だって…イっちゃったらどうすんの…」
相葉さんが顔を上げた。
「…イかせたいんだけど…俺…」
「えっ…」
「こんくらいいいだろ…?」
「や、え、でも…お口に出したくないから…」
「いいから。キニスンナ」
そう言ってまた俺を口の中に入れてしまった。