第4章 エバーグリーン
いきなりぎゅっと股間を掴まれて、もう我慢ならなくなった。
「相葉さんっ…俺っ…ちがっ…」
「俺、ニノとこうなれたから、頑張れる…」
「え…」
「こうやって肌を合わせることで…ちゃんと紅白の司会、できそうな気がする…」
「相葉さん…」
「無理、させるつもりないから…だから…ニノ…」
ちゅっと軽いキスがまた降ってきた。
「俺におまえを気持ちよくさせて?」
くたっと力が抜けた。
だめだ…もう誤解を解くことなんてできない…
「わか…った…でも、明日からドームだから…」
「ん…わかってる…優しくする…」
「あぁ…」
もういいや…
俺がこの人に気持ちよくしてもらえば、この人が頑張れるっていうなら。
気持ちよくしてもらおうじゃない
相葉さんの手が、俺のパジャマを脱がしていく。
「電気…消して…?」
「ん?やっぱ恥ずかしい?」
リモコンでピッと電気を消すと、素っ裸の俺をぎゅうっと抱きしめた。
ニットの肌触りが気持ちいい。
「ニノ…好きだよ…」
「ん…」
胸を相葉さんの手がゆっくりと撫でていく。
さわさわと。
こんな触り方できるんだ。
いつも天然でガサツなとこあるのに…
女の子も、こういう風に触るのかな…