第4章 エバーグリーン
「わかった…ニノがそう言うなら…ちょっとで我慢する」
「う、うん…」
とっても残念そうな顔をしてる。
「じゃあ時間ないから早速…」
「うん…?」
俺の腕を引いて、また相葉さんは俺を抱きしめた。
「だっ…だからなんで!?」
「え?」
「なんで抱きしめるのっ!?」
「え…だって…こういうことから始めるんじゃねえの?普通…」
「えっ…えっ…」
そう言ってる間に、相葉さんの指が顎に掛かった。
「ん?」
どんどん相葉さんの顔が近づいてくる。
「えっ…ちょっ…んうっ!?」
キスっ…
キスされたっ…
もがもが暴れるけど、相葉さん離してくれない。
やっと離れたと思ったら、今度はさっきよりも強く抱きしめられた。
「ニノ…」
「なっ…何だよっ!?」
「お前の唇、やわらかいな…」
「えっ!?」
な、何を言ってんだこの人はっ…
「やばい…止まんないかも…」
「ええっ!?」
俺、何を許可した!?
「あっ…相葉さんっ…ンガッ!?」
突然抱き上げられて、走るみたいに寝室に駆け込んだ。
「ちょっ…ちょっ…ちょおおっ…」
ぼすんっとベッドに投げ出されて、すぐに相葉さんが覆いかぶさってきた。