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イケメン王宮

第10章 新たな幕開け


「あともう一つ良い報告があります」

スッとアランが近づき萩の腰を抱き寄せる
見つめあい微笑む

「こちらの方はアラン=クロフォード
私の夫となる方、クロッシュの新たな王です」

ワァァァァー

『萩様アラン様おめでとうございます!!』

国民からの暖かい声が町中に響く
鳴りやまない拍手
萩とアランは嬉しそうに国民に手を振っていた

「萩おめでとう幸せになれよ」

二人を見つめながらフェデルタは小さく呟いていた.....



時は流れアランは王として時に騎士として毎日を過ごしていた

「アラン、ねえリーラ見なかった?」

「リーラ?見てねえけどどうした」

「ちょっと目を離したらどこかに行っちゃて探してるの」

「リーラは萩に似てお転婆だからな」

ニヤッと笑う

「えーそんな事無いよ。絶対アランに似たんだよ!」

探す事も忘れて二人は他愛も無い事で盛り上がる
そこにリーラを抱いたフェデルタが歩いてきた

「何やってんだ二人とも」

「あっリーラまたフェデルタの所に行ってたの?」

「母様!リーラ、ルー好き」

ギュッとフェデルタに抱き着くリーラの頭を優しく撫でる

「リーラ俺の息子に会ってみるか?あいつ俺によく似てるから好きになるかもよ?」

「息子?似てるの?リーラ会ってみたい!?」

「よーし今度城に連れてくる楽しみに待ってろリーラ」

次の日フェデルタは息子のレイを連れてきた

「リーラ、こいつが俺の息子のレイだ」

「私リーラよろしくね」

「僕はレイよろしくリーラ」

「こんちはー、リーラ元気にしてた?」

「あーレオだ遊びに来たの?」

「そうリーラに会いに来たよ🎵」

よしよしと頭を撫でていると

「レオ気安くリーラに触るな」

「えー可愛い姪に会いに来ちゃダメなのアラン?」

「リーラ、レイと遊んで来い」

「「はーい」」

走り去る二人を見つめて萩は昔のフェデルタと自分を思い出す

リーラとレイに幸せな未来がありますように
私はアランたちと新たな未来を作って行こう
皆が幸せな未来を


                     完
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