第5章 赤の奇跡
櫻井「元はと言えば、お前がわりいんだよ!」
「なんで私が!?」
櫻井「お前が彼氏できたとか言うから!!」
「それとは関係なくないっ!?」
櫻井「俺は!!が好きだったんだよっ!!」
「…はぁ!?」
好きとか!ふざけんなっ!!
櫻井「お前が苦手だった数学も、
お前に教える口実出来ればって頑張った!
お前に変なヤツが
ちょっかい出さないように、
変な噂まで立てたこともある!」
「え!変な噂ってなにさ!」
櫻井「お前がハナクソほじって
食べる…とか。」
「うっそ!最悪っ!!」
櫻井「そんだけお前が
好きなんだよ、くそっ!!」
翔ちゃんは素直に自分の気持ちを
教えてくれた。
私も正直に言わなくちゃいけないよね。
「翔ちゃん…!」
ちゅっ
どうやら私は、言葉より行動派みたい。