第5章 キミとの距離 黒子テツヤ
「“答えは簡単っスよ”って言われたんだ」
黄瀬くんは......さんの恋人なんでしょうか?
「さん、黄瀬くんとは恋人ですか?」
思い切って聞いてみる
「......う....」
「え?」
「...ちが......うよっ」
「だって...」
一体どうなっているんですか?
「テツは間違ってるんだよ......私が黄瀬くんに相談した事はね、テツは...私の事......どう思ってるのか......聞きたかったから...」
緊張したのかさんは泣き出しそうになっていた
ギュッ
「///テツ......!」
「泣きそうだったら泣いてくださいね」
身長が160センチのさんは抱きしめると腕にキレイに治まる
「泣かないもん......」
「昔から強がりでしたもんね」
「......うん」
「でも、僕の前で素直になってください」
「...無理.....だ...よ」
「どうしてですか」
「だって、テツ......優しすぎるから」