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小さな恋、育てませんか?【IDOLiSH7】

第3章 真実



しかし、お前は遠い親戚である私にこう言った。
“最近楽しいことがない”と…。

だから私はお前に魔法をかけたのじゃよ。
そして、種の姿に変えた。

その種は優しい心を持ったものに与え、そいつと暮らすことで幸せになれるのではないか、と考えたのだ。

また、お前もとても優しい心を持った良い子だった。
相手もお前と居れば幸せになれると思った。

魔法が解けないよう、種をすぐに植えて大事に育てることで花が咲き、中からお前が出てくる…。
そういう仕組みだよ。

それだけじゃない。お前が元の姿に戻るには更に大きな愛情がいる。
愛情さえあればお前は育つのだよ。」

そこまで言うと、おばあさんはパッと姿を消してしまった。

「愛情…。」

正直、頭がついて行かないところもあった。

けれど、それよりも今、楽さんに会いたいと思った。




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