第1章 設定

主人公や彼にまつわる人物の詳細など。
読む基準になったらいいな、という気持ちで書いているので、読んでも読まなくても支障はありません。



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宮樫　徹
Tohru MIYAKASHI

＊設定内部はデフォルト名で表記

ジュニア時代から将来を期待されていたフィギュアスケーター。
自分を「魅せる」ことに長け、自分の長所も短所も理解し尽くしたうえで、自分が最も輝く方法を導き出していた。
表現力の高さ、高度なステップ技術が売り。

長谷津出身。
勇利とはリンクメイトであり、幼馴染であり、ライバル。
両親は長谷津でスポーツジムを経営しており、アイスキャッスルはせつの面々とも家族同士で仲がいい。
スポーツ大好き家族の末っ子で、上には三人の兄がおり、いずれもスポーツ関連の仕事についている。
灰色のラブラドールレトリーバー、ハウルを飼っており、長谷津に帰ってきているときには犬を連れて走る姿がよく目撃されていた。

怪我で思うように跳べなくなってからは、氷上に立つことのできる勇利と、できない自分を比較して悲観的になり、彼から距離をとった。
次第にスケートと向き合う事すらも辛くなり、引退を決意するが、コーチとして氷上に残ることをヴィクトルに勧められ、ロシアでコーチ、振付師としての勉強を始める。
ヤコフのもとで勉強を続ける中、振付師としての才能も開花していき、ヴィクトルのSPの振り付けを担当する。

グランプリファイナルの惨敗から姿を消した勇利のことを気にかけており、自分から距離をとったためにこじれてしまった勇利との関係を修復したいと考えていた。
その矢先に勇利が長谷津に帰ってくることを知り、彼を追って帰国。
ヴィクトルの演じた「離れずにそばにいて」の勇利アレンジバージョンを勇利へ託す。