第4章 “個性”把握テスト
《4秒13》
爆豪
(やっぱ、両手だと威力分散しちまうなー…デクは……)
《7秒02》
薙景
「あらら…」
相澤
「………」
緑谷
(あと7種目…きっと皆、“個性”を活かして普通じゃない記録を出して来る。対して僕は、一度使えば…身体が壊れてしまう〝力〟!)
オタク君、“個性”使ってなかったなー…この種目とは相性悪いのかな?
緑谷
(調整…調整‼︎イメージは出来ても…実践となると…!)
第2種目:握力
私と風利の“個性”は、この種目とは相性が良くないから使わなかった。
記録は私が上…単純な力は、風利よりずっと強いからね。
瀬呂
「凄え‼︎540キロて‼︎あんたゴリラ⁉︎タコか‼︎」
峰田
「タコってエロイよね………」
この種目のダントツ1位は、6本の腕を持つ障子君だ…左手3本で計測機を握り、540kgwという大記録を叩き出した。
風利
(あの人、確か入試実技の時同じ会場だった…)