第25章 最終種目

“自分の意思”…つまり、別の意思で動く訳か…


プレゼント・マイク
《全っっっっっっ然目立ってなかったけど彼、ひょっとしてやべえ奴なのか!!!》


風利
「緑谷君、一体どうなっちゃったの…⁉︎」


薙景
「心操君が普通に動いてるって事は、〝憑依〟じゃない…あれは、〝洗脳〟…身体操作権の強奪」


尾白
「！凄いな…八剣さん」


尾白君も同じ考えらしい。


尾白
「分析とか得意？」


薙景
「勘は当たる方」


会話してても、尾白君も私もステージから目は離さない。


風利
「じゃあ、尾白君と庄田君の騎馬戦の記憶が曖昧だったのは…」


薙景
「終始洗脳されてたから、でしょ」


洗脳されてる間は、思考がボンヤリするのかもね。


風利
「で、でも奏君は、元気そうだったけど」


薙景
「洗脳されてなかったんじゃない？」


合意の上でチームを組んでたなら、必要無いだろうし。