第3章 入学と再会
相澤先生の宣言に、真っ先に声を上げたのは、ショートボブの女子だった。
「最下位除籍って…!入学初日ですよ⁉︎いや、初日じゃなくても…理不尽過ぎる‼︎」
相澤
「自然災害…大事故…身勝手な敵(ヴィラン)達…いつ何処から来るか分からない厄災、日本は理不尽に塗れてる」
確かに…特に敵(ヴィラン)は、本当にどうでもいいくらいに迷惑な存在だ。
風利
(なら、これ以上増やさないでよ…)
相澤
「そういう理不尽(ピンチ)を覆していくのが、ヒーロー。…放課後マックで談笑したかったならお生憎。これから三年間、雄英は全力で君達に苦難を与え続ける。〝Puls Ultra〟さ。全力で乗り越えて来い」
うへー…
薙景
「勘弁して欲しいな、そういうの…」
─なんて、思ってるのは多分私だけ…
飯田
(洗礼と言うには重過ぎる…これが最高峰…やるしかない!)
爆豪
(もっと行けんな)
「〜〜〜‼︎」
風利も他の皆も、相澤先生の言葉に奮起していた。
相澤
「さて、デモンストレーションは終わり。こっからが本番だ」