第23章 1000万の行方
〜薙景 side〜
轟君が、オタク君チームに逃げられない為、他チームに邪魔に入らせない為、周囲を氷の壁で囲った。
プレゼント・マイク
《残り時間約1分‼︎轟、フィールドをサシ仕様にし…そしてあっちゅー間に1000万奪取!!!》
それでも、いまだハチマキは奪れないでいる。
プレゼント・マイク
《─とか思ってたよ5分前までは‼︎緑谷なんと、この狭い空間を5分間逃げ切っている‼︎》
ザッ…
緑谷
「キープ‼︎」
私達が動くと、合わせてオタク君達も動く。
それも、常に距離を保ちながら、私達の左側の位置をキープしてる。
轟
(よく見てやがる…これじゃ、最短で凍結させようにも飯田が引っかかる。こう動かれちゃ、無闇な凍結は自分の首を絞める)
私が風を放っても、常闇君の黒影に弾かれる…切れる風使っても同じ。
薙景
「クソ…」
残り1分…そろそろ焦って来た。
飯田
「皆、」
そんな中、飯田君が口を開いた。