第20章 先頭の争い
綱渡りコースだけど、私は綱を渡らない。
コースから外れなきゃ何したって良い、なら…
薙景
「コース上を飛んだって良い」
ヒュッ
轟
「!」
薙景
「おっ先〜」
風に乗って進み、私は綱を渡ってる轟君を抜いた。
プレゼント・マイク
《ここで一位と二位が入れ替わったー‼︎》
そのまま数秒で抜けて、
プレゼント・マイク
《正に疾風‼︎》
地面に着地。
プレゼント・マイク
《マジでズルくねえか…この種目、八剣の“個性”と相性良過ぎだな‼︎》
薙景
「わ、轟君も渡るの速い」
轟君が抜けて来る前にダッシュ。
プレゼント・マイク
《先頭が一足先に抜けて、下はダンゴ状態!上位何名が通過するかは公表してねえから、安心せずに突き進め‼︎》