第18章 似た者同士
欠伸を漏らしながら私は、爆豪君より一歩前に出た。
薙景
「話終わったならサッサとどいてくれない?私、早く帰りたいんだよね」
眠いし。
風利
(姉さん…⁉︎)
薙景
「宣戦布告するなら、次からは邪魔にならない場所で短く済ましたら良いんじゃない。気付いてると思うけど…君ら、今かなり邪魔だよ」
峰田
(爆豪以外にも余計な事言う奴が居た‼︎)
宣戦布告した男子が睨んで来て、隈のあるその目と私の目が合う。
私は、睨むでもなく見つめ返した。
「………」
「隣のB組のモンだけどよぅ‼︎」
大声と共に、ぐおっ!と別の男子が人混みの中から顔を出した。
「敵(ヴィラン)と戦ったっつうから、話聞こうと思ってたんだがよぅ‼︎エラく調子づいちゃってんなオイ!!!」
緑谷/麗日/飯田
(また不敵な人来た‼︎)
邪魔だから邪魔っつって何が悪い…って言いたいけど流石にキレられそうだからやめとく…面倒臭いし。←
「本番で恥ずかしい事んなっぞ‼︎」