第2章 妹の出会い
BOOOOOM
ギミックが腕を振り下ろし、辺りの建物と道路を破壊した。
途端に受験生達が、ギミックから離れてく。
君子危うきに近寄らず…
私は、3Pの仮想敵(ヴィラン)を斬ってから、落ちてくる瓦礫を避けた。
風利
「鬱陶しい!」
お邪魔虫てだけあって、本当に邪魔。
風利
「壊してもOKなんだよね、確か…」
Pは入らないけど、P獲るのに邪魔だし…
私が踵を返した…その前に、一つの影が私の上に差した。
風利
「え…!」
顔を上に向ければ…受験生の一人が、ギミックに飛びかかっているのが見えた。
それは、あのソバカスの人…
風利
「あんなに高く跳んで…!」
あれが彼の“個性”…⁉︎