第14章 逃げるが吉
オールマイト
「皆、入口へ。相澤君を頼んだ。意識がない、早く‼︎」
峰田
「Σえ⁉︎え⁉︎あれ⁉︎速ぇ…‼︎」
緑谷
(オールマイト…‼︎)
死柄木
「ああああ…だめだ…ごめんなさい…!」
巨体の敵(ヴィラン)の隣に、人の手みたいな物を腕や頭に付けてる痩躯の男が居る。
両手で顔を覆いながら何か呟いてる。
死柄木
「お父さん……」
痩躯の男が、地面に落ちてた手の飾りを拾うと、自身の顔に嵌めた。
死柄木
「助けるついでに殴られた…ははは、国家公認の暴力だ。流石に速いや、目で追えない。けど思った程じゃない。やはり、本当だったのかな…?」
あの男も敵(ヴィラン)…
死柄木
「弱ってるって話………」
黒いモヤより不気味な雰囲気…
目立たないよう歩いて近付いていると、
薙景
「!」
私と姉さんの目が合った。