第13章 姉の苦闘
脳無に体を吊される形で、私は“あいつ”と対峙した。
?2
「久しぶりだね…」
いや、再会した。
?2
「会いたかったよ、薙景」
薙景
「……久しぶり」
死柄木…弔…
薙景
「私は…会いたくなかったよ」
?2→死柄木
「はは、会いたくなかったか…傷付くなあ」
言葉の割に、弔の声は弾んでいるように聞こえる。
死柄木
「それは、ここに妹が居るからか?」
薙景
「っ…」
死柄木
「図星だ…そうだよな」
弔の手が、私の頬を撫でる。
死柄木
「薙景が俺を拒絶するなんて、本心な訳ないもんな」
薙景
「………」