第12章 妹の奮闘
?
「散らして」
モヤが大きく広がった。
?
「嬲り」
モヤが私達を包んでく。
?
「殺す」
薙景
「風利!」
ヒュッ
刹那…私は、姉さんに抱えられながら、モヤの外に出されていた。
緑谷
「皆‼︎」
緑谷君の声が聞こえたけど…
私が再び目を向けた時には、モヤの内側に居た皆の姿は消えてしまって居た。
13号先生や、姉さんみたいに避けた飯田君、障子君、砂糖君…それに助けられた私、お茶子ちゃん、三奈ちゃん、瀬呂君…残ってるのはこれだけ…
風利
「他の皆は何処に…⁉︎」
薙景
「多分、何処かに飛ばされた」
風利
「!そんな…」