第12章 妹の奮闘

緑谷
「先生は⁉︎一人で戦うんですか⁉︎あの数じゃ、幾ら“個性”を消すって言っても‼︎イレイザー・ヘッドの戦闘スタイルは、敵の“個性”を消してからの捕縛だ。正面戦闘は………」


相澤
「一芸だけじゃ、ヒーローは務まらん」


心配する緑谷君に、相澤先生は静かにそう言った。


相澤
「13号！任せたぞ」


相澤先生が、敵(ヴィラン)目掛けて階段を飛び降りた。


風利
「⁉︎相澤先生！」


単独で正面突破するつもりなの⁉︎


風利
「一人でなんて無茶な…！」


薙景
「そうでもないかもよ」


風利
「え？」


どういう事…？


姉さんは、相澤先生をじっと見てる。


「射撃隊いくぞぉ‼︎」


「情報じゃ、オールマイトと13号だけじゃなかったか⁉︎ありゃ誰だ⁉︎」


「知らねぇ‼︎が、一人で正面突っ込んで来るとは、大間抜け‼︎」